エネルギ―とBMI
妊娠前から妊娠初期の方へ
■1日のバランス
本来は自然な食事で体質改善できることが、ほんとうは理想的なのですが。。。
不育症(習慣性流産)、
不妊症などは「時間がない!」という方が大半です。
体質改善の食生活は、ストレスになりやすく、なかなか続かず、さらに良いとされる成分などは「微量」ということもあり、時間がかかるともいわれています。
とくにストレスになるのでしたらあまりオススメはいたしません。ストレスを感じると逆効果です。
相乗効果を期待するものとして考えていくのが良いと思います。
主食4〜5つ ご飯・パン・麺
副菜5〜6つ 野菜・きのこ・いも・海藻類
主菜3〜4つ 肉・魚・卵・大豆料理
牛乳・乳製品2つ
果物2つ
・・・を、3食に振り分けバランス良い食事をしましょう。
・まず身体を冷やすような甘いもの、冷たいものを取り過ぎない。
・水分を取り過ぎない。
・和食中心の食生活を心がけ、あまり食べ過ぎない。
・添加物の少ない食生活をする。
最低でもこれくらいは考えなくてはいけないと思います。
あとは適度な運動も忘れずに。
■1日のエネルギー量
18〜29歳 30〜49歳
身体活動レベルI 1,00kcal 1,00kcal
身体活動レベルII 2,00kcal 2,00kcal
身体活動レベルIII 2,00kcal 2,00kcal
身体活動レベルI… 生活のほとんどが座位で、静的な活動が中心。
身体活動レベルII… 座位中心の仕事だが、職場内での移動や立ったままの作業・接客等、あるいは通勤・買い物・家事、軽いスポーツ等のいずれかを含む場合
身体活動レベルIII… 移動や立ち仕事の多い仕事の従事者。あるいは休日などにスポーツをするなど活発な運動習慣がある場合
BMIが18以下の方は
さらに必要となるエネルギー
妊娠初期(16週未満) +50kcal
妊娠中期(16-28週未満) +250kcal
妊娠後期(28週以上) +500kcal
たとえば30歳で身体活動レベルIIのママの場合、基本となる1日のエネルギー量は2,00kcalなので、妊娠初期には2,50kcal、妊娠中期には2,50kcal、妊娠末期には2,00kcalを摂らないといけません。2,00kcalは一般的な成人男性の必要エネルギー量とほぼ同じですから、出産を控えたプレママがいかにエネルギーを必要としているかがわかりますね。
妊娠中はつわりや、食べ物の好みが変化するなど食生活も不安定になりがち。栄養バランスのとれた食事を心がけ、赤ちゃんの分もしっかりエネルギー補給してあげましょう。
妊娠前から お勉強しましょう♪