胎盤は 男性の遺伝子で作られる?!

昨日見たTV番組で、男性の精子の中に 胎盤を作る遺伝子があるようです。
NHK「女と男」という化学の視点から 考え方や 脳の働きや 染色体についてシリーズで放送していたのですが・・・・


妊娠すると、受精し 受精卵になり着床、胚盤がつくられますよね。
全部女性のカラダの中で行われますが、男性の精子Y染色体の2つの遺伝子)によって胎盤(赤ちゃんに栄養や呼吸を促す)の質が決まります。女性には どうすることも出来ないようです。
そして 近年の精子は 運動率も悪く85%が質が悪いようです。

◆◇◆◇◆もっと詳しく知りたい方◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
(1ml中)  2000万個以下は不妊に該当します。   20%が不妊
       4000万個以下は不妊予備軍に該当します。  40%が不妊予備軍

精子の濃度が4000万個を下回ると 妊娠成功率はガクンと下がるそうです。
この検査はデンマークの検査です。平均は4600万個とかなり低い。そして日本も同様な数値で世界的にみても 妊娠率(自然妊娠)は低いという結果だそうです。
ちなみに1億5000万以上の方もいるようです(チンパンジー並み)。羨ましいです

◆◇◆◇◆◇◆染色体のお話◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
女性は、X染色体を2本持ちます。父と母からX染色体を1本づつ受け継ぎ進化させることが出来ます。
しかし、男性の場合、X染色体1本とY染色体1本を持ちます。 X染色体は、父と母から半分づつ受け継ぎ進化させられますが、Y染色体は父親からしか受け継ぐことが出来ません。Y染色体は 何万年前から代々受け継がれ、コピーしながら世代交代しているので 徐々にコピーミスや突然変異により、どんどん精子の質は劣化していきます。
男性の精子、特にY染色体の2つの遺伝子に もし劣化が始まり機能しないとなれば・・・赤ちゃんの胎盤は作ることは出来ず、栄養が摂取出来ず、残念な結果になります。その男性の子孫は途絶えます。


また これからも質の悪いY染色体はコピーされていくのですから、不妊(生殖医療)は避けられない&少子化は 今後も現代社会の問題なようです。 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆繁殖方法の違い◆◇◆◇◆◇◆◇
チンパンジーは一夫多妻制ではないので、繁殖時期にたくさんのオスと性交をするそうです。たくさんの遺伝子が1つの卵巣めがけ争うように受精しようとこころみます。そして より強い遺伝子(オス)が子孫を残せるのです。

しかし、人間は 一夫多妻制ですし、感情を持って生きているので より強い遺伝子だから・・・なんて考え方をする方は なかなか居ないと思います。
精子が強かろうが、弱かろうが、感情が最優先し「赤ちゃんを共に育ててくれる相手」の子供を守るっという脳の認識になっているので・・・・・・結局、精子の質は悪くなる時代の流れだそうです。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
とても考え深い番組でした。

1978年から体外受精が成功し、その子は30歳になりました。
自然妊娠では出産できない夫婦も赤ちゃんを授かることが出来るようになったのです。その後、顕微授精も出来、運動率の悪い精子でも受精出来、競争力は これから更に落ちるようです。


エゴですね。
わかっていても 生殖医療に頼りたい!赤ちゃんを抱きたい!気持ちを抑えることが出来ません。「欲深い」「貪欲」と言われれば 私たち夫婦もそうです。



折れそうな期待に でっかな未来を見ていたいです。
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