玄米とぬか

玄米って 健康食品として流行っていますよね♪
その玄米を精米した時に出るのが「ぬか」です。
 □□□□玄米を精米機に掛ける□□□□
  ↓            ↓
 胚 乳         胚芽・ぬか層
  ↓            ↓
 白米の部分       米ぬかの部分
(精米され袋詰され出荷)(通常、捨てられます)


玄米を精米したときに出る米ぬかは、きな粉の様に 美味しいんですよ。
ただし 米ぬかは空気に触れると あっという間に酸化します。
スーパーやなんかで売られている米ぬかは、
酸化が進んでいて袋を開けた時に 嫌なニオイがします。

あれが米ぬかだと誤解されている方が 
多いことでしょう が、とても悲しいことです。


スーパーでお米を購入した時には、この米ぬかの部分は廃除され
「白いことが良い事かのように・・・」綺麗に栄養を落としてから・・・出荷されます。


米ぬか成分
マグネシウム
・リン
・鉄
マンガンなどのミネラル
ビタミンB1
・ビタミンB6
ナイアシン
・ポリコサノール(生活習慣病の予防になる)

わざわざ、サプリメントで補充する成分が簡単に摂取できます。
わざわざ、輸入の多い・農薬の多い小麦粉胚芽より どれほど優れているか♪
ぬか床にすることで
たくさんの野菜を摂取出来ることは もちろん
旬の野菜と乳酸菌を 簡単にぬか床加工することで
美味しく食卓に並べることが出来ます。

サラダのようにドレッシングを必要としないので
体重を気にされる方には、是非お勧めします。
また、塩分を気にされる方も多いと思いますが、
水分の多い野菜を漬ける際 野菜から水分を搾り出すために お塩を使用しますが、
そのお塩が野菜に吸収されるのは 極わずかです。
なぜなら、
「うまみ(酸味)」が野菜に吸収され塩分が吸収される隙間を与えないからと言われます。
塩分は、ぬか床の栄養になり どんどん「うまみ」へと姿を変えていきます。

1gのぬか床に10億の乳酸菌がいます。
その10億の乳酸菌には10種類以上の乳酸桿菌がいます。
乳酸桿菌は、細長い形状の乳酸菌で 熟成が進んだぬか床に共通して確認されます。
ヨーグルトよりも乳酸の濃度が濃いのは言うまでもありません



ぬか漬けの酸味が苦手な方もいるかと思います。
そんな方は、浅漬けのように 漬かり過ぎないように時間を管理するといいでしょう。


我が家は、田舎が農家なので玄米で送ってもらい
5kgで100円で コイン精米機に行き、米ぬかも持って帰ります。
その新鮮な米ぬかの時に、足しぬかとし調合してから ぬかを保管しています。
調合したぬかは
密封にし、野菜室で4ヶ月保管できるので便利ですよ。



◆◆足しぬか◆◆
生ぬか     500g
塩        35g
唐辛子
(粗く刻む)  1〜2本

水分が足りないときは
昆布だしを足す。
目安は生ぬか500gに対し
   だし600ml以内です。


また、お好みで
●山椒の実  2〜3ヶ月にひとつかみ分
(軽く湯通し、湯を切り、氷水に10分つけ冷ます)
(冷凍庫で2〜3年は持つので小分けして保存しよう)
(山椒は5〜6月が旬です)
●黄柚子の皮   2〜3ヶ月に10g前後
(12月が旬です)
(柚子を半分にし、皮のみを茹でる。皮が曲がるくらい柔らかくなったら、中綿をスプーンで取り、保存)


・・・を足すとより美味しいぬか床になります。