生理不順/月経不順

【原因はダイエット?!】
脂肪減りホルモンに影響
10代の女性に生理不順が目立っている。
それもダイエットなどで体重が減ったことがきっかけになることが多いという。
この年代の女性の体重は9割以上が「正常」か、やせているにも関わらず、8割近くが「やせたい」願望を持っている。
女性の体は思春期に脂肪がつき丸みを帯びる。


【月経不順 =生理不順】
エストロゲン (estrogen卵胞ホルモン)
は主要な女性ホルモンで、主として卵巣で生産されますが、副腎皮質でも少量作られます。このホルモンは[生殖]の他に、体の様々なプロセスで必要なもので、その量は違いますが、男性と女性の双方の体内にあります。この欠乏は、色々な月経障害と生殖上の障害を起こします。


【脂肪がホルモンの働きに影響する】
10代や20代の若い女性がほとんどで、生理不順が約半数。
“痩せたことが原因の人が多い。生理が止まって1、2年たつ人もいる。40kg台が理想らしく、それほど太っていなくてもダイエットしているようです” 
先の女子高生の身長は158cm。決して太っていた訳ではなかった。51kgを4ヶ月で8kg減らした20歳の短大生や、5kgやせて40kgになった22歳の会社員も「無月経」になり、治療中だ。
妊娠していないのに生理がないのは卵巣が正常に働いていないからだ。
ひどくなると、子宮の発育や卵巣の機能が悪化し、不妊になりかねない。女性ホルモンが減少し、皮膚のツヤや、乳房のふくらみにも関係する。骨量が少なくなり、将来、骨粗鬆症につながる恐れもある。


17歳の女子高生 生理が止まって半年。
158?54kgの体重が数ヶ月で48kgに減っていた。サラダぐらいしか食べずにダイエットした結果だった。
2種類のホルモンで3ヶ月間治療し、生理は戻った。
初めは排卵を伴わなかったが、その後、排卵誘発剤に反応したため、薬を漢方薬に切り替えた。
食事も魚などの高タンパクで、低カロリーの食事に改めた。
体重は50kgを超え、自然排卵もほぼ2ヶ月に1回起きるようになった。が・・・「月経周期が一定しない」
 

“治療は卵巣が元来持つリズムを戻すのが目的。
 治療中に自分で治ったと判断して勝手に薬を止めてはダメです。半年止まったら治療に1年かかる”


“過度なダイエットなどで急激にやせるのは良くない。
 体重の10%を1年で減らすと生理が無くなることが少なくない。それも症状が比較的重い人が多い。生理がなくなっても気にしない人もいるが、早く受診することが大切”



最近、脂肪が作る[レプチン]というホルモンが生理や排卵に大きな役割を果たしていることが分かってきたという。
“思春期の体重と脂肪の増加が初経と密接に関連しているのは昔から知られていた。脂肪が増えるとレプチンも多くなる。これが引き金になって生理が始まると考えられる”
反対に、過度に痩せると脂肪が減少し、レプチンがあまり作られなくなる。
その結果、ホルモンのバランスが崩れ、生理が無くなるという。
もちろん、思春期の女性の体に影響があるのは体重だけではない。受験期に当たるため、睡眠が不足し、ストレスが溜まることも多い。いずれも健康にはよくない。専門家は生理が不規則になったのに気づいたら放っておかず、早めに医師に相談し、適切な治療を受けるように進めている。


【芳香療法】
<1>月経がいつも異常に重い:
     1.サイプレス
     2.ゼラニウム<2>月経不順:
     1.バラ
     2.フェンネル

【色彩療法】
藍色


【漢方】
温経湯
加味逍遥散
加味逍遥散+四物湯
五積散
桂枝加竜骨牡蛎
四逆散
桂枝茯苓丸
血府逐顆丸
柴胡桂枝乾姜湯
柴胡桂枝湯
四物湯
調経補血
通導散
桃核承気湯
当帰建中湯
女神散
当帰芍薬
半夏瀉心湯
防已黄蓍湯
苓姜朮甘湯
当帰芍薬散+カルシウム
当帰芍薬散+紅参
当帰芍薬散+スクアレン
当帰芍薬散+霊芝
当帰芍薬散+真珠
当帰芍薬散+コエンザイムQ10




《先哲医話》
☆症状/経水不調、気滞、肥満し、畜血ある者  
☆処方/逍遥散、正気天香湯

☆症状/産後、血上逆する者
☆処方/辰砂…最も効あり

☆症状/行経前に頭痛を患う者は痰飲に属す    
☆処方/桂枝、橘皮、乾姜などに宜し

☆症状/更年期の月経不順
☆処方/当帰散、加味四物湯


【民間療法】
○イノコズチ・サフラン・マンサク・メハジキ・ヨモギ
○[クマツヅラ+アカネ+チガヤ]




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