子宮筋腫

子宮筋腫について
子宮筋腫とはどんなものですか?

子宮に発生する良性腫瘍で、婦人性器に発生する腫瘍中、最も頻度が高い。
特に、30〜50歳代の婦人に多く、
しかも未産婦に比較的多く発見される。

30歳以上の女性の5人に1人に見られます。症状としては、
・月経時に出血量が増え、放っておくと貧血を起こしやすくなります。
・月経痛
・不正出血
・頻尿
・おりものが増える
不妊
・流産の原因になることもある

貧血の自覚症状が無く、痛みがない場合です。
ただ、気づかないうちに貧血が進む恐れも有りますので
半年に1回ほど検査をして、
筋腫が大きくなっていないかなど経過を見なければなりません。


【食事】
子宮筋腫を大きくする女性ホルモンの過多を招くと見られる動物性脂肪の取りすぎに注意して下さい。 
●植物性の食品を中心にした食事
●食物繊維の豊富な食事(1日20〜30gの繊維質)
●肝臓を助ける食事や 解毒作用のあるハーブ
 柴胡(さいこ)、オオアザミ、キンポゲ、ごぼうの根、ナガハギシギシ、タンポポの根
●子宮を癒すハーブ
 レッド・ラズベリーカイエンヌ、柴胡(さいこ)、ノコギリソウ、イタリアニンジンボク、ハゴロモグサ
●乳製品を避ける(rBGHを与えていない牛の牛乳はよい)
●飼育用地の食肉(放牧飼育、農薬などの残留物のない有機肥料を摂取している食肉はよい)
●コーヒー

【病態】
子宮壁の筋層に平滑筋腫が発生増大し、過多月経、月経困難症、不妊をもたらす。

【筋腫の種類】
<1>発生部位から
     1.子宮体筋腫、
     2.子宮頸筋腫に、<2>発育方向から
     1.漿膜下筋腫
     2.壁内筋腫、
     3.粘膜下筋腫がある。

【検査】
ヘモグロビン・・・・10g/dl以下(過多月経のため)
赤血球数・・・・・300万/µl以下(過多月経のため)
LDH・・・・・・・600IU/l以上(肉腫?)
子宮卵管造影法

【手術】
・どんな手術をするのですか?
  筋腫と一緒に子宮を全部取ってしまう
  『子宮全摘手術』と
  筋腫だけをくりぬく『筋腫核出術』があります。

・それぞれの手術の特徴は?
子宮全摘手術は月経痛などから開放される半面、子宮が無くなる喪失感が心理的な負担になる場合もあります。性交渉は普通に出来ます。

一方、筋腫核出術は妊娠の可能性は残せますが、手術後の癒着などが原因となって妊娠出来なくなる危険性もあります。
又、妊娠出来るといっても、手術後1年間は避妊が必要ですし、出産は帝王切開が前提となります。

どちらも手術を終わったあと、10日から2週間ほど入院、退院後は約2週間の自宅療養が必要です。
・『子宮動脈塞栓術(UAE)』
・『MRガイド下集束超音波手術(FUS)』・・・2004年、FDA(米食品医薬品局)が認可。MRIで腫瘍を確認しながら数百本の超音波を集中させ患部を焼く。


【漢方】
桂枝茯苓丸
桂枝茯苓丸+柴胡加竜骨牡蛎湯
桂枝茯苓丸+霊芝+スクアレン
桂枝茯苓丸+通導散
桂枝茯苓丸+小柴胡湯
小建中湯
大黄牡丹皮湯
当帰芍薬

【民間療法】
イワタバコ・ヒヨドリジョウゴホオズキ



 にほんブログ村 マタニティーブログ 顕微授精へ にほんブログ村 マタニティーブログ 体外受精へポチッと応援してね♪