わたしごと

今まで20日以上も使っていた張り止めは、私の体と合わないようで使うことが出来なくなった。
今後50日間使う新な薬は、…これがまた私と相性が悪いようで、張り止めとしては 全くといっていいほど効果を感じることもなく むしろ副作用だけはしっかり感じる。
文句を言っても、選択肢は他にない。最終兵器が効かないんだから…お話にならない。


ただ、私に成果を発揮しないわりに
赤ちゃんにとっては、イイ働きをしているようで……、
お腹の張りが強いと 赤ちゃんへの影響が心配されるようだが、負担はしっかり軽減し心音を一定にしてくれてる。だから、ツラい副作用があっても、まったく張り止めとして効果を感じなくても、使い続けるしかない。


今思えば、今までの薬は多少の副作用はあるものの お腹の張り止めとしては大活躍し快適な入院生活を送らせてくれていた。
これから先は、ただただ安静。
シャワーも内診も、配膳すら人に助けてもらう…悲しい。



早く産んで楽になりたい。けど、産むのも怖い。

お腹の中で 赤ちゃんが動いている。不思議だよ。奇妙だよ。これがまた出てくるんだから スゴいよね。


若くても、高齢でも、何人産んでても出産に対する不安はみんな同じみたい。
妊娠は病気じゃないって言うけど、じゃあ 何なんだろ?
今の技術のお陰で子供が授かり、あと何日で この手に抱けるかもしれない我が子。
何とも言えない高まりがあり、何とも言えない不安がある。
同室だった人が 既に何人か退院していった。
お腹がペッタンコになって、抱っこしていく姿は微笑ましい。

いつか自分も…と心の中で呟いてしまう