座敷童子が出ることで有名な緑風荘

次の行く先は【金田一温泉】です。
座敷童子が出ることで有名な緑風荘という旅館があります。
ここの「槐(えんじゅ)の間」という部屋に座敷童子が、時々出るようです。
童子に会えたら「男は立身出世し、女は玉の輿にのる」という言い伝えがあり、予約でいっぱいです。
   
座敷わらしは子供の精霊。
この部屋の床の間には人形やおもちゃがたくさん飾ってあります。
一見、恐山や水子といった不気味な雰囲気がありますが、幸運を授かった人からのお礼や、これから幸運にあやかりたいとの想いからのものなので、安心していいそうです。
しかし、何せ相手は子供の精霊ということで毎日出るとは限りません。見れる人もいれば残念ながら お目にかかれない人もいるようです。稀に、光で「ここにいるよ!」って写真に写って教えてくれるそうです。映るといいなぁっと思い、わたしも何枚か収めました。
宿泊客がいない場合は、「槐(えんじゅ)の間」を覗かせてもらえるので 旅館の方に一言 声をかけるといいと思います。

近隣に綺麗な温泉センターがありますが、せっかく「槐の間」を見せていただいたので そのまま緑風荘で入浴しました。昔ながらの旅館のお風呂って感じです。
タオルなどを持参して 日帰り入浴は大人500円。横にはブルーベリー畑がのどかに見えます。100%源泉です。無色透明、源泉自体がぬるいそうで若干沸かしているそうです。岩手県内で唯一のラジウム泉で、神経痛や皮膚病に効能があり、身体の芯まで温まります♪
泉  質 :単純温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)。
泉  温 :約33.8度。湧出量は毎分約364リットル。
温泉の効能:
リュウマチ、神経痛、婦人病、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性アトピー、病後回復期、疲労回復、健康増進など。子宝の湯 や 若返りの湯とも呼ばれます。


敷地内には亀麿を祭った神社がある。これは宿泊客が連名で寄進したものだそうです。
お願い事とかき、境内にくくりました。


東北地方、中でも金田一を含む二戸一帯では、「亡くなった、あるいは間引かれた子どものために家の中に小さな部屋を作り、そこに玩具や菓子などを置いて供養する習慣がある」そうです。
この習慣は今も残っていて、
子どもの好みそうな部屋を作っておくことで座敷わらしを招き、福を呼び込むのだという。ちなみに緑風荘を再訪する宿泊客の中には「子宝に恵まれた」という人が非常に多いそうだ。御主人いわく「でもねえ、我が家で祭っているのは6歳で亡くなった男の子ですよ。子どもができる仕組みなんて知っているはずはないんですけどねえ」と。。。