体外受精/IVF・胚移植/ET

体外受精/IVF胚移植/ET】
卵と精子を体外に取り出し受精をさせ、その受精卵を子宮の中に戻す方法が体外受精です。




卵管障害の患者さんをはじめ
男性不妊から免疫性不妊、原因不明不妊まで、
その適応範囲は広がっています。
夫婦の精子卵子が受精ができるかを体外受精によって確かめることもできす。

体外受精の方法
排卵誘発剤によって、通常周期よりもたくさんの卵胞を発育させ、排卵直前に採卵します。
自然周期と刺激周期とわかれます。



刺激周期の場合は、
良質な卵をたくさん作ることから始まります。
通常は左右どちらかの卵巣から一個しか排卵しません。
卵子は、はじめは何個かの卵子があり 卵巣の中で弱い卵子は消え 
強い卵子のみ排卵する仕組みだそうです。弱い卵子も含め排卵誘発剤
することで 弱い卵子が強くなり 採取できる強い卵子が通常の排卵
は1つのところ 排卵誘発剤のお陰で何個か採取できるそうです。
でもせっかく育った卵も排卵してしまうと意味ありません。


そこで排卵を抑制する薬を同時に使います。
排卵を誘発する薬(HMG)と抑制する薬(スプレキュアが主流)を同時に使うということは、
体にとても負担がかかるのは言うまでもありません。


体外受精をしようとおもう夫婦 みな何かしらの悩みを抱え、病気を抱え 不安を抱えていると思います。
排卵誘発剤を投与することで体調が悪くなる方もいるらしく 腰痛・腹痛・吐き気など様々な症状があるらしいです。



採卵と同時に男性側の精液も採取し、精子液を調整しておきます。
卵子精子とを一定時間培養して成熟させた卵子精子をシャーレの中で混ぜ合わせて受精させます。受精を確認したあとも、さらに培養を継続して受精卵の分割を進行させます。4細胞期胚にまで発生した時点で子宮内に移植します。



精子およそ10万匹と卵子1個をかけあわせます。
顕微受精では、一匹の精子を1個の卵子につきさして受精させます。
妊娠率は平均で25%、医療費は保険がきかない為20万〜50万程度かかります。
注射の種類や回数によって金額は変わってきます。
顕微受精の場合は5万程度プラスされます。


  

排卵をコントロールする

クロミフェンやhMGによる排卵誘発剤によって、よい卵を複数個育てます。
その際、スプレキュアhMG-hCG法が用いられるのが一般的です。
スプレキュア点鼻薬LH-RHアナログ製剤)を鼻の中に吹き付け、本来の生理的なホルモンの働きを一時的にストップさせます。そのうえでhMGで卵胞を成熟させ、hCGの注射して排卵を促すのです。
最大卵胞経が18〜20mmにまで発育した時点でhCGを投与します。
hCG投与から34〜36時間後に採卵を行います。
経膣法といって専用に設計されたプローブを膣内に挿入し、モニターで卵胞を見ながら採卵します。
注射針を膣内から卵巣に刺して卵を採取します。
採取できる数は人によって様々ですが、刺激周期の場合は5〜20個程度とれます。
採卵と同時に精子も準備します。
そして、受精卵をつくります。
この受精卵の状態によって妊娠率がかわってくると言われています。
局所麻酔で行われるのが普通です。 

※採卵を行ったが卵子が取れなかった場合、
 私の通う病院では 採卵針代と材料費で21,000円かかります。




胚移植の方法

受精卵が順調に分割したら再び女性の子宮に戻します(胚移植)。
移植の際は、胚移植用のカテーテルを用いて、胚を少量の培養液とともに子宮内腔へ注入します。
受精卵は子宮に戻す数が多いほど、着床率も高まりますが、それも4個までで、それ以上はあまりかわりません。
1回に移植する胚の数が増えると、多胎妊娠の発生率も上昇するので、1回の移植で4個までとしているところが一般的です。
人によっては黄体ホルモンの補充を施します。



・妊娠率

その後早ければ2週間ほどで妊娠の有無がわかります。
1回の胚移植当たりの妊娠率には施設によって5〜30%弱までと差があります。体外受精をしたからといって100%妊娠するとは限らず、むしろ3割前後であるということを念頭において、何回かチェレンジする心構えでのぞむとよいでしょう。


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